イタリアの新聞、ラ・レップブリカ の連載記事 “Le fabbriche del design” (デザイン工房)でポルトローナ・フラウ “Vanity Fair” の作業工程が取り上げられていました。オリジナルサイトの写真ギャラリーはこちら。
1年間に使用する材料。44,790 キロの羽毛、340,000 平米の皮革、1,320,588キロの木材、48,980キロの下地用の繊維と 1,417,000メートルの糸。特許を持つ 90の色調と179グラデーションの豊富な色彩の皮革。53カ国に販売拠点を持ち直営店は50店舗。この数字がポルトローナ・フラウを物語っています。
1930年レンツォ・フラウはトリノに最初の工房を設立します。最初の試作のソファは “モデル 904″ 現在 “Vanity Fair” と呼ばれているものです。 膨らんだデザインで背もたれと肘掛けには鋲のライン、そして真っ赤な伝統の “フラウの革” が使われます。手作業による行程は 4〜6 週間を要します。それでは “Vanity” の作業工程を追ってみましょう。
1) 骨組みはほかの伝統的なソファコレクションと同様、同社に依って厳選された業者より仕入れたよく乾燥させたブナを材料としています。その骨組みに、ジュートで編まれたのベルトを固定し、バネ部分のベースを形成します(写真)。
2) 骨組みの座そして、背もたれと肘掛け部分には鋼製の2重コーンのバネが固定されます。各バネは手で引っ張られジュートの帯で連結されます、テンションのバリエーションは各バネの位置によります。(座面は強く、背もたれと肘掛けは弱めに)。
3) バネの配置が終わると麻布を被せてクッションの取り付け作業に移ります。加硫処理を施した繊維パネルを座面に敷き込み座面に強度を与えます。一方背もたれと肘掛けは植物繊維のクッションが使われます。そして、職人の手作業によって、丸みを帯びた形が与えらてゆきます。
4) 革はあらかじめ手作業またはレーザーによって裁断されます。手縫い、そして機械の助けを借り、様々なパートを経て縫製されます。下地の繊維には表面の均質性を保つ為の綿布が敷かれた後、革が被せられます。
5) これでVanityの完成です。さて出荷の用意ができましたが、その前に厳しい検査に合格しなければなりません。合格した製品は背面に金色の “Poltrona Frau” の刻印を受け出荷されます。ちなみにお値段は3,850ユーロ。保証を受けた “Vanity” は、ほかの製品同様、将来安心してトレンティーノの工場で修復、部品交換を受けることが出来ます。
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ものづくりの行程を観るのは楽しいですね。